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1.送風装置の撤去
朝一番に、送風装置を取り除き、解体に備えます。製鉄炉の下段部に埋め込んだ羽口は熱を受けたことにより、変色していました。 |
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2.解体開始
チェーンソーで切れ込みを入れたあと、壁に道具を引っかけて解体していきます。 |
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3.炭を取り出す
ノロを出す方の壁を外した後、製鉄炉内部に燃え切らずに残っていた炭を取り出しました。 |
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4.壁の断面の観察
半分まで解体したところです。壁の断面を見ると、送風装置に近い、製鉄炉の下部の方が強い熱を受けた様子がわかります。また、製鉄炉の底には溶けきらなかった砂鉄が付着していました。
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5.生成物を取り出す
壁を全て取り外した後、いよいよ製鉄炉の底にできた生成物を取り出します。パイプを下に差し込んで、製鉄炉の基底部から切り外しました。 |
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6.生成物を冷やす
生成物はかなりの熱を帯びています。そのままでは観察できないため、水槽に入れて冷やしますが、重いため引きずって運びました。 |
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7.蒸気が舞い上がる
生成物を水槽に入れた瞬間、じゅ〜っ!と音がして周りが見えなくなるほど蒸気が舞い上がりました。 |
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8.みんなで観察
水槽でしばらく冷やした後、生成物を取り出し、みんなで観察しました。 |
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9.溶けきらなかった砂鉄
間近で生成物を観察すると、溶けきっていない砂鉄(写真のごつごつした部分)が多いことがわかりました。ノロがあまりできなかったのは、製鉄炉内の温度が低かったため、化学変化がおきにくかったためと推測されます。 |
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10.生成物を冷やす
それでも、ノロは流れ出てきたため、鉄も出きているはずだと生成物を観察すると・・・、あっ、発見!。小さい塊ながらも鉄発見の第一号です。
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11.イベント終了後
イベント終了後は、製鉄炉はあとかたもないため、何事もなかったかのようです。再度、鉄づくりをするためには、また製鉄炉をつくることから始めなければなりません。古代の人たちが、いかに大変な思いをしながら鉄をつくったかが実感できました。
なお、今後、生成物から鉄を取り出す作業を行い、後日、イベントの成果をまほろんに展示する予定です。
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