まほろんイベント「古代の鉄づくりB製鉄炉操業」

3.送風装置の設置作業

 製鉄炉本体の構築が終わったら、製鉄炉の内部に風を強制的に送るための装置を取り付けます。製鉄炉操業の際には、‘踏みふいご’と呼ぶシーソーに似た装置を足で踏み、炉に風を送ります。そして、その送風作業を行う人を‘番子(ばんこ)’といいます。

 

1.風箱と羽口の設置
 製鉄炉の左右2カ所に風箱(踏みふいごから風を各羽口に分けて送風する装置)を設置します。踏みふいごからは塩ビ管で連結しました。そして、風箱と製鉄炉の間は、羽口を装着します。

 

2.イベントでつくった羽口
 平成21年9月12日(土)に実施した、まほろんイベント「古代の鉄づくりA羽口づくり」で、参加者のみなさんにつくっていただいた羽口を連結しました。

     
 

3.風もれを防ぐ
 羽口の連結部から風がもれるのを防ぐため、粘土で目張りをし、その周辺も入念に粘土で固めました。

  4.踏み板を入れる
 いよいよ、踏みふいごの踏み板を設置します。試運転は……良好!。きちんと炉内に風が送られました。
     
 
 ★製鉄炉の構築

   → 1.製鉄炉の基底部をつくる


   → 2.製鉄炉をつくる



 ★イベントの様子

   → 4.製鉄炉の操業

   → 5.製鉄炉の解体

5.準備完了!
 全ての準備が整い、イベント当日を待ちます。