平成28年度

まほろん森の塾 第4回「紙をつくる」
活動の記録


 第1回「入塾式・昔を知る」(6月26日) 第2回「釣り針をつくる」(7月24日)

 第3回「釣り針で魚を釣る」(8月7日) 第4回「紙をつくる」(9月11日)

 第5回「縄文時代の料理をつくろう」(10月9日) 第6回「ほうきづくり・修了式」(11月13日)

  1.カラムシを刈り取る

 9月11日(日)に第4回目となる森の塾が行われました。
 紙の歴史についての説明後、原料になるカラムシを刈り取りました。
     
  2.カラムシの皮をむく


 刈り取ったカラムシの枝を半分に折って、皮を取りました。皮をむく時期が遅かったため、上手くはがれませんでしたが、塾生達は真剣に行いました。
     
  3.繊維を綿状にする

 カラムシの皮を木槌で叩きました。皮を叩くことで、繊維が柔らかくなり、さらに続けることで、繊維が綿状になります。これを紙の原料とします。
     
  4.繊維を細かく刻む

 綿状になった繊維を、ハサミで細かく刻みました。
     
  5.繊維をさらに細かくする

 細かく刻んだ繊維をミキサーにかけて、さらに細かくしました。
  次々と、変わった作業をすることが、塾生達には楽しいようでした。
     
  6.紙すき@

 大きな箱に、水とミキサーにかけて細かくした繊維を入れてかき混ぜました。
     
  7.紙すきA

 小箱状のすき桁で繊維をすくいました。
 塾生達は、「繊維が上手くすくえたかな?」と確認しながら紙すきをしていました。
     
  8.紙すきB

 段々と塾生の手つきも様になってきました。
 「よっ、将来の紙すき職人!」
 森の塾生には、このような伝統的な技術の素晴らしさ知ってもらいたいです。
     
  9.紙を板に貼りつける

 すくった紙を板に貼りつけました。
 これから、板を斜めに立てて、紙を乾燥させます。
 「少し分厚くなったかな?」。大丈夫!
 乾燥すれば、薄くなります。
     
  10.紙が完成!

 2枚の紙が完成しました。形が崩れないよう、慎重に水分を切っていました。