第15期 まほろん森の塾記録集

 

 「まほろん森の塾」では、年間を通して昔の暮らし・技術について一連のメニューを体験します。このページでは、「まほろん森の塾」塾生たちの活動の様子を紹介します。

 
第1回入塾式・昔を知る(5/17)
第2回昔の技を学ぼう(6/28)  
第3回夏まつりに参加しよう(7/26)  
第4回まほろん探険(9/6)  
第5回縄文時代の料理をつくろう(10/4)  
第6回まとめ・修了式(11/15)  
   
1 縄文時代の料理について
   縄文時代は、今はあまり食べなくなったドングリなど、木の実が主食であったことだけでなく、魚や野菜など、季節ごとの「旬」な食材も食べていたことを学びました。
   
 
2 火おこしに挑戦
   料理に使う火は、縄文時代から行われていた「モミギリ法」でおこします。モミギリ法は、数ある火おこし方法のなかでも難しい方法です。
 塾生たちは、「手が痛い…交代して…。」「煙が出てきた!もう少し!」「頑張って!」と、互いに協力しながら行いました。
 努力のかいあって、モミギリ法での火おこしに成功!よくがんばりました!
   
3 縄文鍋(スープ)作り
@  自分たちでおこした火で、縄文時代に食べられていたと考えられるスープを作ります。
 縄文時代の家の炉(ろ)で煮炊きをすると、家の中が煙で満たされます。その煙に耐えながら、火力を上げていき、煮立ったら完成です。
 さて、そのお味は…? 
   

A  いよいよ試食です。
 男子は、「うまいっ!」「縄文人がうらやましい!」との感想。一方、女子は、「マズくはないけど…それほどでも…。」と、男子と女子とでは、かなり違った感想が聞かれました。
 もし、縄文人がこれを食べたら、何て言うだろう。
   
 
4 縄文クッキー作り
@  縄文時代に行われていた石の道具(すり石と石皿)を使った方法と、現代の道具を使った方法(ボールとスリコギ)とを比べながら、木の実をすりつぶす体験をしました。
 すり石と石皿を使った方法では、「縄文人になった気分。」、「木の実を食べられるようにするのって、案外大変だ…。」との感想が聞かれましたが、集中して作業をしていました。
   
 
 
A  自分たちで下ごしらえをし、調理した縄文クッキーの完成です。
 ドングリ、クリ、クルミ、山芋などを使った、縄文時代の主食と考えられているクッキーはどんな味かな?
 男子、女子ともに、「苦い…これがドングリの味…?」と、ドングリの味を実感しました。
 今回の体験で、縄文人の食生活について、多くのことを学びました。