第13期 まほろん森の塾記録集

 

 「まほろん森の塾」では、年間を通して昔の暮らし・技術について一連のメニューを体験します。
 このページでは、「まほろん森の塾」塾生たちの活動の様子をご紹介いたします。

 
 @結団式(5/19) Aなすの古墳をしらべてみよう!・土器の野焼きをしよう!(6/22)
 Bなすの古墳を探検しよう!(7/13) C那須の古墳探検発表会(9/21)
 D古代の料理をつくろう!(10/19) E古代の装身具をつくろう!・解団式(12/14)
 
古代の料理をつくろう!
1 むかしの料理をしらべてみよう!
    今日は奈良・平安時代の料理「唐菓子(からくだもの)」をつくるほか、赤米を土器で炊飯します。
  まずは、むかしは何をどのようにして食べていたのか、常設展示室の「暮らしのうつりかわり」を見ながら学びました。
   
2 もみぎりで火をつけよう!

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 さぁ、いよいよ料理開始!!
 …とその前に、料理に不可欠な「火」をおこすところから始めます!棒一本で火をおこす「もみぎり」に挑戦!3人一組になり、力を合わせました。

   
 
A  「こんなに真っ赤で熱いよ。」と、見せてくれた手のひら。あきらめずに頑張った証しだね!
 最後は職員が手伝ったり、舞ぎりなども使ったりしながら、火おこしに成功!本当によく頑張りました!
   
3 赤米を炊飯してみよう!
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 みんながおこした火で、赤米を炊飯です。今回は、野外展示「縄文時代の家」の複式炉を利用しました。
  「けむたい!」「くさい!」「近づけない!」など、最初はブーブー言っていた塾生たちでしたが、だんだん慣れてくると、積極的に火の番をしてくれるようになりました。

   
 
A

 約1時間ほどで炊き上がりました。
 「めちゃめちゃうまい!」「食感・味共にAランク!」「おかわりー!」など、初めての赤米に感動した様子の塾生たち。火をおこして、自分たちで炊き上げたお米の味は格別だね!!

   
4 唐菓子(からくだもの)をつくろう!
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  続いて、体験学習館に移動して揚げ菓子の一種「唐菓子」をつくりました。つくり方は、米粉をお湯でとき、練ってから形を整え、ごま油で揚げます。

   
 
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 形は、「梅枝(ばいし)」や「団喜(だんき)」など、当時の唐菓子の形を再現したほか、クマやイチゴなど、思い思いの形もつくりました。
 「なかなか形にならない…。」と言いながらも、ヘラを器用に使い、たくさんつくりました。

   
 
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 「いいにおいがしてきた!」
 「早く食べたい!」
 ごま油で揚げるなんて、なんだかとても贅沢な気がします。みんな興味津々で鍋の中を覗き込んでいました。

   
 
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 いよいよ試食です。森の塾オリジナルで、きな粉をつけていただきました。
 「う…うーん、微妙!」ちょっと想像とは違う味だったようです。世の中と唐菓子はそんなに甘くない!
 今回は昔の料理を通して、“食”のことや“火”の扱い方などを、たくさん学ぶことが出来ました。