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 体験学習  

ついにタイムアップ。結局、25名で掘って3片の土器が出てきただけでした。
  帰りのバスの中、さすがに参加者のみなさんも落胆と疲労の色は隠せず、「まほろん」に着くころには眠っている方がほとんどでした。参加者のみなさんごめんなさい。それでも何人かの方は気を取り直し、体験活動室で土器の拓本をとったりして遊んでいってくれました。その姿に救われた思いがした1日でした。

<1つめの土器を発見!>

    この夏の体験活動室
 まほろんの体験活動室では、いつ、どなたがいらっしゃっても、なにかしらの体験ができるようにしています。学校の夏休み期間中、体験活動室は大にぎわいでした。一年を通してやっている「勾玉づくり」は特に人気で、何回も来てたくさん作ってくれたベテランさんもいした。「火おこし」では、みなさん執念を燃やし、なかなか火がつかなくてもあきらめずにガンバってくれした。「古代の衣装を着てみよう」は鎌倉時代の直垂(ひたれ)や江戸時代の打掛(うちかけ)に人気が集中、カメラを忘れて残念がっている方もいました。


 <お姫様になってみました>

   体験発掘?ツアーに行ってきました
 9月2日の日曜日、体験発掘ツアーに行ってきました。参加者は、ご家族連れや高校生、最年少は4歳の男の子と多彩な顔ぶれです。集まってみると、見覚えあるたちがたくさんいらっしゃいました。聞くと以前にも勾玉をつくりに来てくれた子や、8月5日のイベントに参加してくれた方たちでした。何度も「まほろん」に来ていただけるのは本当にうれしいかぎりです。
 心配したお天気も上々、意気揚々とバスで出かけて遺跡に到着。場所は矢祭町の「高渡遺跡」です。矢祭町教育委員会にご協力いただき、発掘調査を体験することができました。ありがとうございました。
 高渡遺跡はからは、7千年くらい前の縄文土器から、千年くらい前の平安時代のものまで、様々な時代のものが出ています。昔の家だった「竪穴住居」や、動物を捕まえた「落とし穴」もみつかっています。
 さて、私たちが発掘したのは縄文時代の、むずかしい言葉で言うと「遺物包含層」でした。簡単に言ってしまうと昔のゴミ捨て場です。昔、捨てられたものでも、何千年もたてば貴重な資料になるわけです。
 掘りはじめてすぐ、引率の松本主任学芸員が土器のかけらをみつけました。土器の模様をみてみると6千年くらい前のものであることがわかりました。
 「よし、この分だとザルにいっぱいくらいの土器は出てくるかな。」と、ほくそ笑んだのもつかの間、その後みんなで一生懸命に掘っても掘っても何にも出てきません。「縄文時代でも古い方の土器だから、めったに出てこないんですよね。」「出ないことを確認するのも大事な 作業なんです。」などなどの苦しい言い訳も底をつき、

<みんなで落し穴に入ってみました>

 
まほろん体験イベント募集のおしらせ
行事名 実施日 募集人員 募集〆切 材料費 対象

内容

古代の機織りに挑戦 11月18日

なし

申し込み不要 無料 どなたでも 弥生時代の機織りを体験
まほろん餅つき大会 12月2日 20 10月28日 無料 小学生以上 「古代の畑」のモチ米で餅つき体験
古代の楽器をつくろう 12月16日 20 10月28日 200円 小学4年生以上 竹笛作り
凧をつくろう 1月20日 20 12月3日 200円 小学4年生以上 竹ひごや和紙での凧作り
雛祭り 3月3日 20 1月14日 200円 小学生以上 紙や粘土での「人形」作り
 応募方法:往復ハガキにお名前、年令、住所、電話番号と参加希望の行事名をご記入の上、それぞれの係までお申し込みください。
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