後原遺跡
調査中
- 調査期間
- 4月~12月
- 場所
- 福島県西白河郡矢吹町谷中
- 該当時代
- 奈良・平安時代、中世
- 調査原因
- 阿武隈川上流大規模災害関連
8月の発掘調査の様子
8月1日
中世の溝跡は方形に巡り、調査区外へ延びています。一度の掘りなおしが行われていることがわかります。
8月8日
方形にめぐる中世の溝跡の内外に数多くの小穴が確認されています。柱が立てられていた痕跡がみられるものも含まれます。
9月2日
遺構の調査がほぼ終わり、ドローンによる空撮を行いました。
4月~7月の発掘調査の様子
4月24日
これから発掘調査を開始します。
5月9日
表土除去を開始しました。複数の溝跡が見つかっています。
5月23日
中世(鎌倉~室町時代)の陶器が出土しました。
5月29日
表土はぎが進み、遺跡の内容が明らかになり始めました。古代の住居跡、中世の溝跡などが確認されています。
6月27日
石臼が出土しました。室町時代頃に使われていたもののようです。
7月11日
溝跡から硯(すずり)が出土しました。出土する遺物が少なく、この溝跡がいつ頃のものか詳しい年代はまだわかりません。
下の面を上に向けて出土しました。取り上げてみて初めて硯であるがわかりました。
7月17日
溝跡の掘り込みを行っています。1点だけ出土した陶器の特徴から15世紀頃のものと考えられます。先日出土した硯もこのころのものと考えられます。