令和7年度発掘調査情報

後原遺跡うしろはらいせき

調査中
調査期間
4月~12月
場所
福島県西白河郡矢吹町谷中
該当時代
奈良・平安時代、中世
調査原因
阿武隈川上流大規模災害関連

4月~7月の発掘調査の様子

4月24日

これから発掘調査を開始します。

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5月9日

表土除去を開始しました。複数の溝跡が見つかっています。

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5月23日

中世(鎌倉~室町時代)の陶器が出土しました。

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5月29日

表土はぎが進み、遺跡の内容が明らかになり始めました。古代の住居跡、中世の溝跡などが確認されています。

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6月27日

石臼が出土しました。室町時代頃に使われていたもののようです。

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7月11日

溝跡から硯(すずり)が出土しました。出土する遺物が少なく、この溝跡がいつ頃のものか詳しい年代はまだわかりません。

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下の面を上に向けて出土しました。取り上げてみて初めて硯であるがわかりました。

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7月17日

溝跡の掘り込みを行っています。1点だけ出土した陶器の特徴から15世紀頃のものと考えられます。先日出土した硯もこのころのものと考えられます。

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