沼ヶ入遺跡
調査終了
- 調査期間
- 平成27年8月~10月(調査終了)
- 場所
- 伊達市霊山町下小国字沼ヶ入
- 該当時代
- 古代~中世
- 調査原因
- 一般国道115号相馬福島道路(霊山道路)の建設
沼ヶ入遺跡は、小国川(おぐにがわ)南岸に位置する遺跡です。一般国道115号相馬福島道路(霊山道路)の建設に先立ち発掘調査を行っています。調査では、古代~中世と考えられる掘立柱建物跡と竪穴状遺構が見つかっています。
8月25日現在の様子
古代~中世と考えられる竪穴状遺構の作業風景です。遺構の中からは大きな石が見つかりました。
9月28日現在の様子
9月いっぱいで調査が終了しました。
沼ヶ入遺跡からは掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)2棟、土坑(どこう)9基が見つかりました。
掘立柱建物跡は中世のもので、そのうちの1棟の柱穴からは古銭「永楽通寳(えいらくつうほう)」・「至大通寳(しだいつうほう)」が出土したことから、地鎮に関連した儀式を行っていた可能性があることがわかりました。 また、縄文時代の落とし穴も見つかりました。
[作業風景]
[掘立柱建物跡の全景]
[掘立柱建物跡の柱穴から出土した古銭]
[縄文時代の落とし穴]