丈六横穴墓群・丈六古墳群
調査終了
- 調査期間
- 4月~6月
- 場所
- 双葉郡浪江町大字高瀬字小山迫
- 該当時代
- 古墳時代
- 調査原因
- 県道落合浪江線の整備
今年度の発掘調査は、4月25日から開始しました。昨年新たに発見した5号横穴墓から南側の地区を対象に、これまで溝跡1条、土坑1基を調査しています。
溝跡は深く掘り込まれ底面が平らなので、道跡の可能性があります。
古代の土坑に壊されていることからこれより古く、丘陵から上段の横穴墓に通じる通路かもしれません。
土坑は、鉄づくりに関連する木炭焼成坑(簡易木炭窯)と考えられます。
①高所にある横穴墓の調査のため、今年も足場を組みました。
②溝跡は最も深いところでは約90㎝あります。底面も平らに整えられています。
③壁面が焼けており、こまかな炭がたくさん出土しました。上面から、平安時代ころの土器も出土しています。