平成29年度

 おでかけまほろん伊達市立伊達小学校


 6月1日(木)に、おでかけまほろんを伊達市立伊達小学校で行いました。6年生66名が、2グループに分かれて、「土器や石器を観察しよう」・「火おこしに挑戦」を行いました。

  1.土器や石器を観察しよう

 初めに、伊達小学校の周りにある遺跡について、お話ししました。学校のある場所も、長倉舘跡という中世の舘跡です。
 今回、まほろんからは、伊達市に隣接する福島市の八景腰巻遺跡の縄文土器など、周辺地域の遺跡から出土した土器や石器を中心に、お持ちしました。
 本物の土器や石器に触れて、皆さん興味津々でした。
     
 
 まほろんからは、復元した道具や毛皮などもお持ちしました。
 磨製石斧は、木を倒すのに使われたもの、弓矢もシカやイノシシを捕まえるのに、縄文時代から使われるようになったと考えられています。
 遺跡から見つかった実物の磨製石斧や石鏃とも見比べながら、日本の土壌では、木の部分はなくなり、石の部分だけが残ることなども学習しました。
     
  2.火おこしに挑戦

 火おこし体験は、雨がちの天気だったので、体育館脇の屋根のある場所で行いました。
 初めに、まほろん職員が、舞ギリを用いた火おこしの方法を説明しました。
 初めて体験する児童も多かったので、うまく火おこしを成功させるためのコツ、注意点なども合わせて説明しました。 
     
 
 いよいよ、2人1組になって、火おこしに挑戦です。あいにくの天候でしたが、悪戦苦闘しながら、何とか煙を出すところまで出来ました。
 わずかに火種をつくることに成功したペアでは、火口(ほくち)に火種をくるんで、回して風を送り、炎にしました。
 大昔から暮らしに不可欠な火をおこすために、昔の人が苦労してきたことが、理解できたかと思います。