まほろん実技講座
「カラムシから布をつくろうA」の様子
 平成24年7月21日(土)に、まほろん実技講座「カラムシから布をつくろうA」を実施しました。全3回の講座の第2回目です。
 

1.乾燥させたカラムシ

 第1回目の講座(6月30日実施)で取りだした繊維は、束ねて乾燥させていました。今回の講座では、この繊維をもとに糸をつくりました。

     
 

2.糸撚(よ)りの手順を学ぶ

 最初に職員が糸撚(よ)りを実演しながら手順を説明しました。カラムシの繊維は水に浸してから裂(さ)いたものを2本用意します。両手の指で同じ方向に撚(よ)りをかけ、逆方向に絡めていくと、糸が戻りにくくなります。
 両手の指をうまく連携させられると、続けて撚(よ)っていけるようになりますが、口で説明するより体で覚えていただくしかありません。実践あるのみ!

     
 

3.糸撚(よ)りに挑戦

 手順を学んだら、さっそく糸撚(よ)りに挑戦です。初めはうまく撚(よ)れずに戸惑う参加者もいましたが、皆さん、徐々にコツをつかんでいきました。
 長い糸にするには、繊維同士をつなぎあわせる必要がありますが、太さを均一にしながら繊維をつなぐのもなかなかコツがいります。どうすれば太さを均一にできるかなど、参加者同士で気づいたポイントを、お互いに情報交換する姿も見られました。

     
 

4.糸巻きに巻く

 3回目の講座で作るアンギン編みはコースターのサイズです。必要な長さの目標は約20m。撚(よ)った糸は長さを測りながら、糸巻きに巻いていきます。
 糸撚(よ)りは、1日では終わらなかったので、残りは次回の講座(9月1日)までにご自宅で頑張っていただくこととなりました。