平成23年度

 まほろん「古代の田んぼ」の記録


  まほろん「体験ひろば」の南側、奈良時代の家の前に「古代の田んぼ」があります。ここでは毎年、古代米を栽培し、体験学習に活用しています。
 平成23年度の「古代の田んぼ」の記録をご覧ください。

(2011年9〜11月の記録)

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11月2日(水)
 5日前に一部稲刈りをしましたが、今日残りのすべての稲を根本から刈り取りました。
  田植えをしてから今日で139日目になりました。まほろんボランティアの方に手伝ってもらい、現代の鉄鎌を使用して刈り取りました。今年収穫した米は、粒は小さいもののどうにか結実しました。刈りとった稲は、現在稲架掛けにして干され、来年の種モミに使用する予定でいます。

 


 

10月28日(水) 
 本日、6月に田植えをした古代の田んぼで一部稲刈りを行いました。稲刈りでは、弥生時代に使われていた「石包丁」と呼ばれる穂積み具と現代の鉄鎌で切れ味を比較してみました。その結果、当然現代の鉄鎌の方が良く切れましたが、石包丁も思っていた以上に簡単に刈り取ることができました。


 

10月12日(水)その2
 1本の穂には、約80粒のモミが確認されま
したが、実の入り具合はこのうち7割程です。モミは、表面が種皮部分に含まれるタンニンによりやや赤化しています。また、その上部には、現代のモミには認められない1o前後の細い毛も認められます。

 

 

 

10月12日(水)その1
 まほろんの周辺では、田んぼの稲刈りが始まりました。古代の田んぼでは、籾の状態から判断して今月末に稲刈りを予定しています。稲は、穂や葉の色はだいぶ黄色味を増していますが、大きさが約1ヶ月前とほとんど変わっていません。

 
9月16日(金)
 今日の稲の観察では、根元から葉先まで約80pありました。そのうち、稲の穂は16p前後あり、だいぶ垂れ下がってきました。その中には、わずかですが穂が赤色に色づいてきたものが見られます。
 

9月2日(金)
 「古代の田んぼ」は、田植えをしてから77日目になりました。稲の穂は、そのほとんどが少し垂れ下がってきました。髪の毛のような穂の先端は、暗赤褐色をしていますが、穂自体はまだ黄緑色をしています。穂の色が変わるのが待ち遠しいです。