まほろん実技講座
「カラムシから布をつくろうA」の様子
 平成23年7月23日(土)に、まほろん実技講座「カラムシから布をつくろうA」を実施しました。全3回の講座の第2回目です。
 

1.乾燥させたカラムシ

 第1回目の講座(7月2日実施)で取りだした繊維は、束ねて乾燥させていました。今回の講座では、この繊維をもとに糸をつくりました。

     
 

2.体験の手順を学ぶ

 最初に体験の手順を学びます。皆さん、真剣なまなざしで説明する職員を見つめています。

     
 

3.繊維を裂(さ)く

 繊維は、乾燥したままだと撚(よ)ることができないため、一度水に浸します。次に、水に浸した繊維を縦に2つに裂(さ)いて、糸をつくるための準備をします。繊維の幅が広いと糸は太くなり、狭いと細くなります。

     
 

4.撚(よ)りをかける

 いよいよ糸をつくる作業です。 2つに裂いた繊維の先端を固定し、2つの繊維を同じ方向に撚(よ)りをかけていきます。そして、この2つの繊維を合わせて1本の糸にします。単純ですが、なかなか大変な作業!進んだと思っても、「これしか進んでいなかった〜。」という感想も聞こえました。
 目標とする糸の長さは20m。講座の時間では完成しなかったため、皆さん次回の講座(9月3日)までの宿題となりました。