第9期まほろん森の塾
「土と木の食器をつくろう お泊り会」の様子
 平成21年6月20・21日(土・日)に、まほろん森の塾「土と木の食器をつくろう お泊り会」を実施しました。12名の塾生が参加して、土と木の食器づくりに挑戦!
 

● 箸をつくる

 食器づくりは、まず箸づくりから挑戦。杉の角材を自分の使いやすい長さに切って、小刀で形を整えてから、紙ヤスリで表面を磨きました。そして、最後はつや出しや撥水(はっすい)効果のある‘蜜蝋(みつろう)’を塗って完成。

     
 

● 茶碗をつくる  

 2つ目の食器は茶碗(ちゃわん)づくりです。ロクロの上に粘土の塊を乗せ、形を挽(ひ)き出していきました。みんな頑張って、左上の写真のように完成させました(※底を切り離す前の写真です)。
 今後は、7月12日(日)の活動で絵付けをし、10月24日(土)の収穫祭では、このマイ茶碗を使う予定です。

     
 

● 古代の畑等の整備 

 塾生たちは、第1回目の活動で古代の畑の作付けを行いました。今回は、その古代の畑や古代の田んぼの周辺の草むしりを行いました。先月よりも大きく成長しているイネや作物の様子を観察しながらの作業。環境整備は、収穫の時期まで続く大切な作業です。

     
 

● 桑の実を食べる 

 まほろんの敷地にある桑の実が食べごろだったので、みんなで味見。肩車をして、高いところの実をねらう塾生も!
 「あの実がおいしそうだぞ〜」

     
 

● ‘もみぎり’で火おこし

 夕方からは、夕食の準備。煮炊きをするための火おこし開始!大人の男の方でも難しい‘もみぎり’での火おこしに挑戦しました。大丈夫かなぁ?と心配しましたが、なんと、1分もしないうちに点火!!みんなすごいぞ!

     
 

● 複式炉で煮る

 夕食は縄文土器で煮込んだスープと鶏肉のバーベキュー等です。スープは、昨年度の森の塾でつくった複式炉に土器を設置してつくりました。みんなで付けた大事な火を、絶やさないように、竹の筒で風を送っておいしいスープの完成です。さぁ、いただきま〜す。
 塾生たちは、この夜、まほろんにお泊まりし、翌日朝食を食べた後、帰宅しました。この二日間で少したくましくなったかな?