遺跡の内容
遺跡からは、直径20メートルほどの環状遺構(馬蹄形状のくぼ地)から、製鉄炉跡(竪形炉)が集中して発見されました。 環状遺構は、その中央を掘削して造り出した人工的な地形で、くぼ地の内側には、8世紀後半頃の竪形炉が6基配置されています。 このような製鉄炉のあり方については、国内で調査事例がなく、この様相は福島県の古代鉄生産の特色の一つと考えられます。
■全国遺跡報告総覧■ ・文 献