上ノ台A遺跡(うえのだいAいせき)
飯舘村

 遺跡の内容

 遺跡は、阿武隈高地を流れる河岸段丘上に位置する縄文時代の集落跡です。
 遺跡からは、竪穴住居跡70軒、土坑41基、埋甕25基、配石遺構6基などが見つかっています。
 遺跡の中心となる時期は、縄文時代中期で、石と土器を巧みに組み合わせてつくられた「複式炉(ふくしきろ)」といわれる炉もたくさん見つかっています。
 遺物としては、縄文土器や石器の他に石剣も見つかっています。
 また、ニホンジカとイノシシの獣骨も見つかっており、縄文時代の生業(狩猟)の一端を示す貴重な資料となっています。
 

法正尻


■主な写真

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 ・遺跡の遠景写真

 ・炉のある竪穴住居跡のようす

 ・埋められた縄文土器

 ・土器と石で組まれた炉
 


■主な遺物■
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 ・縄文土器深鉢じょうもんどきふかばち

 ・縄文土器深鉢じょうもんどきふかばち

 ・注口土器ちゅうこうどき

 ・小さな縄文土器(ちいさなじょうもんどき)