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 研修課より  
 <昨年度の体験学習支援研修(土器づくり)のようす>
 6月18日に行われる入門考古学講座Tは、県内で発掘調査された考古資料を素材として、福島県の原始・古代を学ぶ入門講座です。
 文化財研修も今年で5年目となり、受講を希望されている方々のニーズにも次第に変化が見えてきました。今年度は、入門的分野はより分かり易く面白く、体験学習分野はメニューを増やし、基礎分野は現在の技術的ニーズに応え、専門研究的分野はより専門性を高める工夫をしております。さらに、皆様の多様なご要望にお応えすべく臨時館内研修や職員派遣研修もリアルタイムに開催いたしますので、ぜひお申し込み下さい。一同お待ちしております。

  4〜6月文化財研修のご案内

 研修課では、今年も多くの研修を計画しています。今回は4月から6月にかけて実施する研修をご案内いたします。
 体験学習支援研修は2回行い、4月29日には土器づくり、5月29日には4月に作った土器の野焼きを実施します。今回は野焼きの具体的な手順やノウハウを研修することで、教職員の方々に一貫した土器づくりを覚えていただきます。ぜひチャレンジしてみてください。
 5月25・26日には埋蔵文化財事務研修を実施します。昨今は発掘調査業務から積極的な埋蔵文化財の利活用へとシフト変換が求められており、時代に即した埋蔵文化財行政戦略と、臨機な事務手続きの方法を学びます。
 6月11日の専門考古学講座Tには、国立歴史民俗博物館の今村峯雄先生を講師に迎え、「縄文・弥生時代の高精度年代体系」と題して加速器質量分析による炭素14年代測定についての講義をいただきます。弥生時代の開始年代や、福島県内各遺跡から出土した縄文土器の内側に付着したスス状炭化物から測定した縄文時代の実年代など、興味深いお話が聞けます。

 
 総務管理課より  
幼 児 小中学生 高校生 一 般 入館者合計
4月 146 887 15 2,208 3,256
5月 231 1,528 28 2,342 4,129
6月 94 1,537 4 2,304 3,939
7月 135 826 31 1,854 2,846
8月 180 1,055 16 1,649 2,900
9月 87 998 24 1,341 2,450
10月 74 866 14 2,269 3,223
11月 131 600 2 1,984 2,717
12月 104 292 13 1,238 1,647
1月 70 159 4 628 861
2月 132 392 28 940 1,492
3月 91 230 13 1,294 1,628
合 計 1,475 9,370 192 20,051 31,088
 <平成16年度入館者数一覧表>

 <平成16年度入館者数グラフ>

   平成16年度は入館者31,000人

 おかげさまを持ちまして、まほろんは平成16年度も3万1千人を越える方々にご来館いただきました。 昨年7〜9月は猛暑のためか来館者も一時期減少いたしましたが、春秋冬の時期にはこれまでにも増して多くの方々にご利用いただきました。
 入館者に占める高校生以下の割合は、約35パーセントと昨年度よりも7ポイント低下し、一般のみなさん方(特に年配者)の利用が増える傾向が認められます。来館者に占める団体の割合については、約53パーセントと昨年より増えています。また、来館者に占める県外者の割合も約30パーセントとなっており、5ポイント程アップしています。全体的に一般の団体が昨年よりも増加した傾向があると思われます。
 まほろんでは、新年度も春・秋の企画展に加えて、新たな体験学習メューやイベント、各種実技講座を用意して皆様のご参加をお待ちしております。なお、新年度行事の詳しい紹介も行っておりますので、まほろんのホームページもご覧ください。
 <平成16年度団体比率・来館元グラフ>

 
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