まほろんは、福島県教育委員会が発掘調査した遺跡の出土品等を一括収蔵・保管するとともに、これらの貴重な文化財資料等を活用する施設として、平成13年7月に開館しました。
「遺跡から学ぶ自然と人間のかかわり」をテーマに、“見て・触れて・考え・学ぶ”体験型フィールドミュージアムとして、展示や体験活動、講座・イベントなど、多くの皆様が文化財に親しむ機会を提供してまいりました。
開館22年目の本年、まもなく入館者数が60万人を迎えます。これもひとえに、地元白河市の皆様をはじめとして、県内外の多くの方々の暖かい御支援の賜物であり、心より御礼申し上げます。また、新型コロナ感染症緩和措置に伴う施設利用の取組みの強化を図り、これまで以上の皆様の御来館をお待ちしております。
今年度開催の企画展では、昨年度に開催しました「U-15の考古学」や令和3年度に催した「戦後ふくしまの考古学」の続編をはじめ、全国的にも稀有な川俣町前田遺跡出土の木製品や編組製品等を紹介する特別展や関連講演会を予定しております。また、最新の文化財関連の情報等を引続き発信してまいります。 ふくしまの歴史と文化を未来につなぐ文化財保護拠点として、さらに発展させていくべく、職員一同一層努力してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
令和5年4月1日
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