(3)近世のお墓

 小野町の本飯豊遺跡からは、近世のお墓が46基みつかっています。墓穴の形は方形・長方形・円形などで、木棺内に遺体が屈んだ形で残っているものもありました。
 副葬品としては、キセル・寛永通宝・陶器などの他に陶器の人形、数珠などもありました。寛永通宝や陶器などからこの墓地は江戸時代の18世紀後半〜19世紀前半頃に、一族か家単位で埋葬に使用された墓地であると思われます。

近世墓
 
お墓からみつかった陶器碗