円筒埴輪(えんとうはにわ)と朝顔形埴輪(あさがおがたはにわ)

 朝顔形埴輪とは、上部がラッパのように開いてあたかも朝顔の花が咲いているように見えることから名づけられました。この不思議な形をした埴輪の正体はいったいなんなのでしょう?
 埴輪が作られ始めた頃の埴輪は、壺(つぼ)とこれを乗せる台(だい)からなっていました。これがやがて初めからくっつけて作られるようになり、しだいに元の形がわすれられて、しまいには壺と台とは似ても似つかない朝顔のような形に変化してしまいました。これが朝顔形埴輪の正体(しょうたい)です。


朝顔形埴輪

円筒埴輪