はじめに−今回のてんじについて−

 福島県内で埴輪(はにわ)が見つかっている古墳(こふん)は、これまでに約40基(き)が知られています。このうち発掘調査(はっくつちょうさ)が行われてたくさんの埴輪を出土した3つの古墳(本宮町(もとみやまち)天王壇(てんのうだん)古墳、泉崎村(いずみざきむら)原山(はらやま)1号墳(ごうふん)、いわき市神谷作(かみやさく)101号墳)の埴輪と、いわき市後田(うしろだ)古墳から出土した陶棺(とうかん)(焼き物の棺おけ)が国や県の重要文化財に指定(してい)されています。
今回の展示ではこれらの埴輪を、最近の研究によって新たにわかったことをまじえながら紹介します。