館長あいさつ

 まほろんも3回目の春を迎えることになりました。2月28日にはみなさんのおかげを持ちまして、入館者10万人も達成することが出来ました。
 まほろんでは、常設展示室に収蔵資料の一部を展示してみなさんにご覧いただいています。これ以外の収蔵資料については、奈良時代に編纂されて現存してしない陸奥国の「風土記」を復元する試みとして「新編陸奥国風土記」シリーズとして展示してきました。3回目の今回は古代安積郡(郡山市の大部分と田村郡・安達郡)の中から、郡山市と三春町・小野町の資料を時代ごとに紹介します。かつて営まれていた生活のようすや宗教的な行事等に関する資料をご紹介しますので、この地方で営まれていた歴史の一端に触れていただければ幸いです。

平成16年3月13日

福島県文化財センター白河館
館 長 藤 本  強