まほろん実技講座

「縄文土器づくり上級編」の様子

 「縄文土器づくり上級編」は、全3回の講座で、平成31年1月26日(土)に「形づくり」、1月27日(日)に「文様づけ」、3月9日(土)に「野焼き」を行いました。
 今回の講座には8名の方が参加され、まほろん収蔵の縄文土器をモデルに土器をつくりました。

  1.形づくり

 1日目は、モデルにする土器を決め、さっそく製作に入りました。
 本物の土器を目の前に置き、同じになるよう、いろいろ工夫を凝らして形をつくっていきます。
     
 

2.文様づけ

 2日目は、縄文土器の特徴である縄の文様の解説をした後に、文様づけをしました。
 縄を転がしたり、割った竹で線を描いたり、細い粘土のひもを貼り付けたりしながら、モデルの土器の文様を再現していきます。
 完成した土器は、「野焼き」まで1カ月間乾燥させました。

     
 

3.野焼き(あぶり)

 まずは、火の周りに土器を並べてさらに乾燥させる「あぶり」を行いました。
 ときどき土器の向きを変えて、まんべんなくあぶります。

   

 

  4.野焼き(本焼き)

 半日ほどあぶった後は、「本焼き」を行いました。
 土器を中央に集め、周りにまきを置いて、少しの間あぶった後に、火勢を上げて一気に焼きあげます。
 とても熱いので、みな遠巻きに見守っていました。
     
 

5.野焼き(焼き上がり)

 今年は1つも失敗なく焼きあがりました。
 参加者のみなさんに「来年もまた来たい」と言っていただきました。