平成28年度

 おでかけまほろん喜多方市立駒形小学校


 平成28年6月23日(木)に喜多方市立駒形小学校のおでかけまほろんを実施しました。
 6年生14名の皆さんが、「本物の土器や石器にさわってみよう」と「弓矢体験」、「火おこしに挑戦」を行いました。

  1.本物の土器や石器にさわってみよう

 初めに、まほろん職員が、学校周辺の主な遺跡の地図と、縄文時代・弥生時代・古墳時代の暮らしの変化などを解説した資料を配布し、学校周辺の身近にたくさんの遺跡があることを説明しました。
 駒形小学校の周辺には、縄文時代以降の遺跡があり、とくに古墳がたくさんあることなどをお話しました。
     
   


 まほろんからは、駒形小からも比較的近い、磐梯町天光遺跡、湯川村桜町遺跡、喜多方市麻生館跡等から出土した土器・石器のほか、復元品の弓矢・石斧・鏡等をお持ちしました。
 児童達は、まほろん職員の説明を聞きながら、熱心にメモを取っていました。
     
   

 いよいよ本物の土器などに触れる体験です。土器などに触れる際の注意事項を聞いたあと、数千年前の本物の土器などに触れながら、その質感や重さなどを確認していました。
     
   

 今回は、熊やシカの毛皮もお持ちしました。特に、毛が柔らかく、フサフサした感触の熊の毛皮は大人気。本物の熊の毛皮に触れる機会は、滅多にないので、皆さん、大変に喜んでくれました。
     
  2.弓矢体験

 次に、弓矢体験を行いました。弓矢の持ち方等について、まほろん職員の説明を聞いたあと、3グループに分かれて体験しました。
 全員が1回3本の矢を2回ずつ打ち、はじめは、矢が的になかなか当てられない児童もいましたが、回数を重ねるごとに、的に命中する場面も見られました。
     
  3.火おこしに挑戦

 最後の体験は、「火おこしに挑戦」です。あいにくの雨模様となり、マイギリの芯や火切板が湿気を含んで、なかなか着火しませんでしたが、まほろん職員や担任教諭も応援し、降雨の中、ほぼ全員が着火に成功しました。
     
 

 火おこしの途中からは、雨も止んで、晴れ間も見えてきました。マッチも、ライターも、電気もなかった時代、生活に必要な火を起こすために大変な苦労をしていたことを、皆さん、実感できたと思います。
 まほろんでは、弓矢や火おこし以外にも、昔の暮らしにちなんだ様々な体験ができますので、機会があれば、ぜひ遊びにきてください!