まほろん実技講座
「カラムシから布をつくろう」の様子
 まほろん実技講座「カラムシから布をつくろう」は、全3回の講座で、第1回目は平成28年7月3日(日)、第2回目は7月17日(日)、第3回目は8月28日(日)に実施しました。
 

第1日目 7月3日(日) 刈り取りと「おひき」

 まず最初に「まほろん古代の畑」で栽培したカラムシの刈り取りです。10本程度を刈り、葉や枝をそぎ取った茎の状態で、しばらく水にひたしておきます。

     
 

 カラムシの表皮をむき、繊維だけを取り出す作業「おひき」を行います。「おひき」は、そのよしあしによって後の色合いが違ってくる、大変重要な作業です。

     
 

 作業の合間には、カラムシ製作の影像を鑑賞したり、作品の解説を行いました。

     
 

第2日目 7月17日(日) 糸つむぎ

 この日は、糸をつむぐ作業でした。根気を必要とする地味な作業が続きます。

     
 

 糸は、目的とする太さに裂いたカラムシの繊維を、水にひたして柔らかくしてから撚りをかけて糸にします。1人につき20m作成することを目安とし、時間内で完成しなかった部分は次回までの宿題となりました。

     
 

 作業の合間には、家族や参加者同士の会話もはずみます。この写真は、仲の良いご夫婦の1枚です。

     
 

第3日目 8月22日(日) 作品製作

 今回作成したのはコースターと小袋です。コースターは、アンギン台を使った「越後アンギン」の技法を用いて作成しました。

     
 

 当館で用意した糸を経糸(たていと)、各自で製作した糸を横糸に使ったコースターです。コースターは1人2枚まで作成することができます。

     
 

 自分が作成した作品をもって記念写真です。お疲れ様でした。