平成27年度

 おでかけまほろん県立聾学校会津分校


 7月1日(水)に、福島県立聾学校会津分校で「おでかけまほろん」の出前授業を行いました。授業では、まほろん職員と学校の先生が連携し、児童たちが本物の土器にふれ、火おこしを体験しました。

  1.地域の歴史の説明

 今回は、会津地方から発見された本物の縄文土器と弥生土器、学校に近接する会津大塚山古墳の模型と三角縁神獣鏡の復元品を持参しました。はじめに、地域の歴史について説明しました。
     
  2.本物の土器などにふれる体験

 「古墳時代の鏡って重いな〜ぁ。どこに映るの?」児童たちは、古墳の模型や鏡に興味津々でした。
     
  3.火おこしの実演

 児童たちが楽しみにしていた火おこしの時間です。はじめに、火の歴史やその役割について説明した後、マイギリによる火おこしの実演を行いました。児童たちは、火おこしの方法を説明する職員の話を、真剣に聞いていました。
     
  4.火だねから炎に変える瞬間

 早速、火おこしに挑戦。当日は、湿度が高いにもかかわらず、児童たちは、火おこしの「コツ」をつかんだようで、火だねづくりを成功させていました。その後、火だねを燃えやすい麻の繊維に包み、その中に風を送って炎に変えました。
     
  5.縄文時代の火おこしに挑戦

 マイギリによる火おこしに成功したので、棒1本を使った縄文時代の火おこしにも挑戦しました。児童たちが協力して、火おこしを行いましたが、残念ながら上手くいきませんでした。今回の「おでかけまほろん」で、児童の皆さんは、火おこしの難しさも学べたのではないでしょうか。