平成27年度

 おでかけまほろん本宮市立糠沢小学校


 5月8日(金)に、おでかけまほろんを本宮市立糠沢小学校で行いました。6年生29人が、勾玉づくり・火おこし体験を行いました。

  1.勾玉づくり体験

 勾玉づくりは、3階の図工室で行いました。初めに、まほろん職員がつくり方の説明をし、材料の滑石(かっせき)に鉛筆で勾玉の形を描きました。
 形は出来るだけ大きく、石にいっぱいに描くのがポイントです。隣の人とお互いに見比べながら描きました。
 形がきまったら、削る前に、キリでひもを通す穴をあけました。
     
 

 穴をあけたら、水の中に紙やすりを沈めて、鉛筆で描いた線を目安に、石の不要な部分を削っていきます。
 角を丸く削って、丸みのある勾玉にする作業が難しいという声が聞かれましたが、削り方のコツをつかんでからは、皆さん、うまく削ることができたようです。
 粗さの異なる3枚の紙やすりを、順に使って、最後にはツルツル・ピカピカの勾玉に仕上げました。
     
  2.火おこし体験

 体育館に場所を移して、次は、火おこし体験に挑戦です。
 最初に、まほろんの職員が、舞ぎりという道具を使って行う火おこしの方法を説明しながら、デモンストレーションをしました。白い煙が出始めたときには、「オーッ!」という声も。
 ただし、ここからが本番。舞ぎりの芯の先と火切り板との摩擦で出てくる黒い粉を、どんどんためていき、熱が粉に伝わって、粉から煙が出るまで、舞ぎりを回し続けるのが肝心。
 うまく火種をつくるためのポイントなど、まほろん職員の説明に、皆さん、真剣に耳を傾けていました。
     
 

 火種ができたら、火口(ほくち)にくるんで、体育館の入口に移動して、風を送って炎にします。
 火箸に火口をはさみ、ぐるぐる回して風を送るのですが、白い煙がどんどん大きくなり、「ポッ」と赤い炎が見えたときには、思わず歓声があがりました。
 さあ、今度は皆さんが火おこしにチャレンジ!うまく火種をつくれるでしょうか?
     
 

 2人1組になって、1人が板が動かないように抑え、もう1人が舞ぎりを操作します。
 「いっち、にっ!いっち、にっ!」
 リズムを取りながら、木と木の摩擦で熱を発生させますが、デモンストレーションで見ていたようには、なかなか黒い粉が出てきません。
 何度も失敗しながらも、皆さん、最後まで根気強く、頑張りました。火がつかなかった皆さんも、機会があれば、まほろんにリベンジに来てくださいね!
     
  3.記念撮影

 最後に、ひもを通した勾玉を首にかけて、全員で記念撮影をしました。勾玉づくり、火おこしともに、貴重な体験になったでしょうか?
 また、お会いしましょう!