まほろん実技講座
「家族で門松をつくろう」の様子

 平成27年12月20日(日)に、実技講座「家族で門松をつくろう」を開催しました。13家族のみなさんが、日本の伝統文化である門松のつくり方に挑戦しました。

 

1.門松についての説明
 初めに、職員が門松についての歴史、飾りや片付け時期とその方法などについて説明をしました。
 門松は、新たな年神様を家に迎え入れるため、玄関に置く正月飾りです。その始まりは、平安時代の松飾りとされています。
  2.講師による縄縛り(男縛り)の実演
 続いて、地元で門松をつくられている講師の方に、縄縛り(俵に使用する男結び)の実演を行っていただきました。
 参加者の皆さんは、講師の鮮やかな手さばきに、感心していました。
     
 

3.縄縛りの説明をする職員
 講師の実演を見たあと、参加者が実際に縄縛りをしました。縄は、下から七重・五重・三重(七・五・三)に巻き、結び目は縦一列にそろえました。
 初めは、「できるかな」との不安の声も聞かれましたが、講師の方と職員の手助けにより、皆さん無事に、土台となる缶に巻いたコモを上手く止めることができました。
 

4.縄縛り後のコモの裾切り
 縄縛りが出来たら、余ったコモの裾の部分を切りそろえます。
 裾をきれいに広げて缶を立てたら、次は、竹を3本1組で入れる作業です。

     
 
5.講師による竹の固定と飾り付けの実演
 講師の方が、竹の長さを切りそろえて、土台に立てるまでの作業を実演しました。
 竹の長さは3本の切り口をきちんとそろえることと、左右のバランスも見なければなりません。竹の長さや太さも考えながら、竹をカットして立てました。
  6.砂を入れて土台の竹を固定する
 土台に立てた竹は、中に砂を入れて固定し、最後は、竹の周りの砂に、松の葉・梅の枝・ユズリハを刺して飾り付けをしたら完成です。
 講師からは「松の葉は、竹側に被さるように飾るときれいに見えますよ」と、飾り方のコツなどの説明もありました。
     
 
7.一家族の門松が完成しました
 家族みんなで協力して、きれいな一対の門松が完成しました!
 出来上がりにとても満足そうです。
  8.完成後の記念撮影
 参加した全家族が、無事に完成させて、最後に全員で記念撮影をしました。それぞれの家族ごとに飾り付けもさまざま。笑顔でお互いに見せ合っていました。いいお正月を迎えられたでしょうか?