まほろん実技講座
「古代の印章をつくろう」の様子

  平成27年11月8日(日)に、まほろん実技講座「古代の印章をつくろう」を開催しました。参加者の皆さんは、自分でデザインした世界に一つだけの印章づくりに挑戦しました。
 
1.印章のつくり方の説明

 印章でもっとも多く使われるデザインは、古代中国で生まれた「篆書(てんしょ)」です。
 印刻には、文字が浮き出る「陽刻」と、文字の部分が白くなる「陰刻」があります。講座の初めに、まほろん職員が、デザインと彫り方のポイントなどを説明しました。
  2.デザインを決める

 自分の名前の文字の篆書を選ぶ参加者が多かったですが、そのほかの字体をオリジナルでデザインする方もいました。
 今回は、比較的難しい「陽刻」にチャレンジする人も多くいました。
     
 
3.印面の調整と、デザインの転写

 デザインが決まったら、きれいな印影にするために、彫る前に印面を紙やすりで整えて、平らにします。
 このあと、デザインをコピーした紙を印面に貼り付け、上からマジックで塗って転写して、いよいよ印刻に挑戦です。
  4.篆刻刀で彫る@

 石を篆刻台にはさんで、篆刻刀で彫り始めます。
 今回は3名の小学生も参加。難しい篆刻に、果敢に挑んでいました。
     
 
5.篆刻刀で彫るA

 文字の輪郭に沿って彫るのは、とても細かい作業です。何度も試し押しをしながら、満足がいくまで微調整をしました。
 皆さん、一言も話さないで、集中して作業にあたっていました。
  6.印章の完成!

 今回の講座では、難しい「陽刻」にチャレンジした参加者も多く、大変な力作ぞろいでした。
 最後に、まほろん保存用の印影も残して頂きました。皆さん、お疲れ様でした!