平成26年度

おでかけまほろんいわき市立藤間中学校


 6月11日(水)に、いわき市立藤間中学校でおでかけまほろんを行いました。まほろん職員と学校の先生が連携し、1年生37人の生徒が社会科の授業として、勾玉づくりを体験しました。

 

1.学校周辺の遺跡説明

 
 勾玉づくりを行う前に、まほろん職員が持参した資料の説明で、生徒たちは、学校の周辺に多くの遺跡があることを学びました。特に、学校の北側に、奈良・平安時代の磐城郡役所があったことに驚いていました。ということは、その当時、藤間中学校付近が磐城郡の中心だったことになります。

     
 

2.本物の勾玉を見て・さわる体験

 今回は、勾玉を理解してもらうため、会津若松市駒板新田横穴墓から発見された古墳時代の勾玉を持参しました。皆さんは、メノウ製の本物の勾玉を見て・触れて、その形や色・質感や重さなどから、勾玉についてどのように感じたでしょうか?きっと、これから行う勾玉づくりの参考になったでしょう。

     
 

3.勾玉づくり体験(1)

 勾玉についての歴史とつくり方を説明した後、製作開始。皆さん、自分の勾玉づくりに夢中になって作業をしていました。製作では、紙やすりを使って荒削り→整形→仕上げの順で行いますが、特に勾玉の丸味をだすのに苦労していました。

     
 

4.勾玉づくり体験(2)

 勾玉づくり最終段階の仕上げ作業になると、皆さん、友達の出来具合が気になるようでした。今回の作業からは、勾玉づくりから、先人の知恵や工夫を感じ取れたのではないでしょうか。