平成26年度

 おでかけまほろん須賀川市立大森小学校


 5月1日(木)に、おでかけまほろんを須賀川市立大森小学校で行いました。5・6年生24人が、土器さわり・時代衣装体験・火おこし体験・弓矢体験を行いました。

 

1.学校周辺の遺跡についての学習

 初めに、体育館で学校周辺の遺跡についての学習と、実際に土器や石器などに触れる体験をしました。
 大森小学校の近くにはたくさんの遺跡があります。学芸員の話を聞きながら、まほろんで用意した地図でその場所を確認してもらい、身近な遺跡について学びました。
 特に6年生は歴史の勉強を始めたところで、授業の内容を思い出しながら、皆さん熱心に話を聞いていました。

     
 

2.いろいろな土器にさわってみよう

 まほろんには、学校にほど近い福島空港関連の発掘調査で見つかった土器など、多数の資料を保管しています。今回、その一部を持参し、実際に触る体験をしました。
 土器や石器も、時代によってさまざまな用途があり、形もさまざまです。実際に本物の土器や石器に触れながら、素材や文様、肌触りなどをこまかく観察しました。

     
 

3.時代衣装体験

 この日は、大昔の衣装である貫頭衣(かんとうい)も、まほろんから持参して、皆さんに実際に着てもらいました。
 現代の衣服とは素材が異なり、その意外な着心地に「チクチクする〜」という意見も。大昔の人になりきってカメラに収まる姿も見られました。

     
 

4.火おこし体験

 続いて、渡り廊下で、火おこし体験を行いました。2人1組になって「まいぎり」という道具を使って、火切り板との摩擦(まさつ)で火種をつくります。
 この日は時々小雨の降る天候で、湿気の影響などで着火が難しかったですが、それでも何人かが着火に成功しました。

     
 



 火種をくるんだ火口(ほくち)を火ばさみにはさみ、回して風を送って火にするところまでを体験してもらいました。

     
 

5.弓矢体験

 最後は体育館に戻って弓矢体験です。動物の描かれた的を目がけて1人3本ずつ矢を放ちます。命中するたびに歓声が上がりました。
 短い時間でしたが、「楽しい!」「もっとやりたい!」との声も。まほろんでは、夏休み期間やイベントの際に弓矢を行うことがありますので、是非、またチャレンジしてみてください。