平成26年度

まほろん出前講座柳津町中央公民館


 7月24日(木)に、まほろん出前講座を柳津町中央公民館で行いました。小年生35人が、土器さわり・拓本・勾玉づくり体験を行いました。

 

1.いろいろな土器にさわってみよう

 公民館周辺で見つかっている遺跡の説明や会津地方で発見された土器や石器、道具などから、大昔のくらしについて学びました。
 なかには、「近くに、こんなに多くの遺跡があるなんて知らなかった」と、やや驚きの表情を見せた人もいました。

     
 


 そのあと、まほろんから持参した本物の土器や石器、大昔の道具の復元品などを実際に手に取ってもらいました。
 「僕はこの石器に興味がわいた」、「私はこの縄文土器の文様が気に入りました」などの感想や、「土器ってどうやって作るのですか?」といった質問がありました。

     
 

2.拓本体験

 拓本は、土器の文様を紙に写しとる方法です。土器の大きさに合わせて切った紙を、水を含ませた綿を使って、土器に密着させ、乾いたら、墨をうちます。
 「形に合わせて切るのが難しい」、「紙が破れました…」、「うまく密着させるのが難しい」などの意見が聞かれましたが、皆さんの真剣な眼差しからは、集中力が高まっているのが感じられました。

     
 

 
 土器に紙を密着させることができたら、いよいよ、土器の文様を写し取る作業です。
 「墨を同じ濃さでうつのが難しい」、「文様をはっきり出すのが難しい」などの感想が聞かれました。

     
 

3.勾玉づくり体験

 つくり始めは、「うまく削るにはどうしたらいいの?」「ここはどうやって削ったらいいの?」と、周りの大人の手を借りている様子が見られました。

     
 


 徐々に、つくり方のコツをつかみ、自分の力で作業を進めていけるようになりました。形が出来上がってくるたびに、「もう少しここを丸くしたい」、「もっと尖らせたい」など自分の思い描く形にするために、集中して削る様子が見られました。
 皆さん、思い通りの勾玉ができたでしょうか?勾玉の形は一つではありません。まほろんでは、いつでも勾玉づくり体験ができますので、今回とは別の形の勾玉づくりに挑戦しに来てください。