まほろん実技講座
「家族で門松をつくろう」の様子

 平成26年12月21日(日)に、実技講座「家族で門松をつくろう」を開催しました。11家族のみなさんが、日本伝統文化である門松のつくり方に挑戦しました。

 

1.職員による門松の説明
 「みなさん、門松はいつ頃から、何の目的のために置かれたと思いますか?
 門松は、新たな年神様を家に迎え入れるため、玄関に置く正月飾りです。その始まりは、平安時代の松飾りとされていますが、現在のようになったのは、室町時代なんですよ。」と、職員が説明しました。
  2.講師による実演
 今回も昨年度と同様に、地元で門松をつくられている方に講師をお願いしました。
 講師の実演では、手際のよさに、参加者をはじめ職員までもが見入っていました。写真の作業は、最も難しい「縄結び」のところです。
     
 

3.台座部分の縄結び
 はじめに、台座に巻いたコモを縄で固定しました。
 参加者からの「縄の結び方が難しいです」という声に、講師や職員がすぐに駆けつけて手伝うことで、全員無事にできました。
 縄は、下から七重・五重・三重(七・五・三)に巻き、結び目は縦一列にそろえました。
 

4.竹の調整
 次は、3本の竹の向きと長さを調整してから、竹が動かないように輪ゴムで固定しました。
 その後、竹の長い部分は電動のこぎりでカットしました。竹の反りや節でうまく向きが合わないときには、竹の間に木片をはさんで調整しました。

     
 
5.台座に入れた竹の固定
 調整した竹を台座に入れ、周りを砂で固定しました。
 この時の注意点としては、台座の縄の結び目を後ろに向け、竹を台座の後ろ側に寄せてから砂で固定します。
 それは、後の飾り付けスペースを広く確保するためです。
  6.飾り付け
 最後に、竹の周りに松の葉・梅の枝・南天・ユズリハなどの縁起物の飾りを付けて出来上がり。
 講師からは、「松の葉は長さを合わせて、竹を覆うように飾るときれいに見えますよ」との飾り方の説明がありました。
     
7.完成後の記念撮影
 完成後、みなさんは、家族で作った高さ50p前後の門松一対を、笑顔でお互いに見せ合っていました。これで、きっといい年を迎えられますね。