まほろん実技講座「埴輪づくり」の様子

 平成26年10月19日(日)・11月23日(日)に、まほろん実技講座「埴輪づくり@・A」を行いました。その内容は、泉崎村原山1号墳から出土した埴輪を見本とした埴輪づくりです。

1.製作@

 埴輪は、土器と同じように底の方から紐状にした粘土を積み上げてつくります。
 人物埴輪では、全身のバランスを考慮しながら、胴体と頭の部分をつくってゆきます。
 受講者の皆さんは、見本をじっくり見ながら、個性的な埴輪をつくり上げていました。

   

2.製作A

 顔の部分も目、鼻、口の配置によって印象が変わってきますので、慎重につくってゆきます。
 最後に、板の先端を用いてハケメの文様をつけます。

   

3.野焼き

 製作した埴輪を約1ヶ月間乾燥させた後、野焼きを行いました。
 いきなり火の中に入れてしまうと、破損してしまうので、最初は火の周りに埴輪を置き、じっくりとあぶってゆきます。
 最終的に覆い焼きをし、火がおさまったら焼き上がりです。

   

4.完成した埴輪

 完成した埴輪です。破損せず、無事に焼き上がりました。所々黒くなっているのは、野焼きの特徴です。