「土器づくり初級編T」の様子

 「土器づくり初級編T」は、平成25年5月11日(土)に土器の製作、平成25年6月22日(土)に土器の野焼きを行いました。参加者は13名です。

  1.土器づくり@

 最初にまほろん収蔵の本物の縄文土器を受講者が選び見本とします。最初に底の部分をつくっていきます。
 底の部分は、見本の土器と同じぐらいの大きさにするのがコツです。
     
 

2.土器づくりA

 底の部分から、粘土を紐状にして積み上げて形をつくっていきます。ここで、粘土の紐を一定の太さにしないとゆがんだ形になってしまいます。
 小学生の受講者には難しそうでしたが、母親の力を借りて乗り切っていました。


     
 

3.土器づくりB

 形ができたら、見本の土器をじっくり観察しながら土器に、文様を付けていきます。
 縄文は撚った縄を押し付けていくのですが、受講者はその方法に感心していました。

   

 

  4.野焼き@

 土器は屋内で1ヶ月以上乾燥させ、野焼きを行います。まず、火の周辺に土器を並べてあぶります。
 受講者は、初めて見る野焼きの光景に一様に驚いていましたが、積極的に薪くべに参加していました。
     
 

5.野焼きA

 あぶられた土器はだんだん黒くなっていきます。その段階で、薪を覆って焼いていきます。炎は高く舞い上がり、熱くて近づけません。

     
 

6.野焼きB

 炎が鎮まると土器の焼き上がりです。一つ一つ土器の色合いが異なり、受講者は満足して自分の土器を持ち帰っていました。
 なお、土器づくりに興味ある方は、11月9日(土)にも「土器づくり初級編U」が行われますので、参加をお待ちしています。