まほろん実技講座
「縄文土器づくり上級編
@・A」の様子

 平成26年2月1・2日(土・日)に、まほろん実技講座「縄文土器づくり上級編@・A」を行いました。内容は、難易度の高い縄文土器を見本とした土器づくりです。
  1.形をつくる
 この講座は、まほろん収蔵資料の縄文土器を見本に土器をつくります。
 土器の形は底から紐状の粘土を積み上げてつくりますが、その高さが増してゆくと外側に傾いてきます。
 皆さんはそれをうまく調整しながら、見本の形に近づけていました。
     
  2.文様を付ける
 土器の形が出来上がったところで、文様の割り付けをします。その際、見本をじっくりと観察して、文様がどのように展開してゆくのかを見定める必要があります。
 なお、紙に文様の展開図をスケッチしてから文様の割り付けを行っている方もいました。
     
  3.みがき
 文様を付け終わった受講者から、土器の表面に丸石を使って“みがき”を行いました。この作業を行うことによって、土器に光沢が生じてきます。縄文人も行っていた技術を体験です。
   

 

 

4.完成した縄文土器
 2日間かけて完成した作品です。このあと、ひと月ほど屋内で乾燥させて焼き上げます。

   

 

  5.焼き上がった土器
 完成した土器は、3月8日(土)に野焼きを行う予定でしたが、雪害により会場が使えなくなってしまいました。このため、電気窯を使用して土器を焼き上げました。