まほろん実技講座

 「ひょうたんから容器をつくろう」の様子

 平成25年2月23日(土)に、まほろん実技講座「ひょうたんから容器をつくろう」を行いました。16名の参加者が、まほろんで栽培した「ひょうたん」を使って、容器づくりに挑戦しました。

 

.色を塗る
 各自、好きな形・大きさの「ひょうたん」を選び、赤・黒・茶色の中から色を一色選んで塗りました。ムラができないよう、丁寧に何度も何度も重ね塗りをしていきます。
 なお、色塗りは、合成漆を使用しました。

     
 

2.歴史を学ぶ
 色を塗った「ひょうたん」を乾かしている間に、「ひょうたん」の歴史や使い方について勉強をしました。
 「ひょうたん」は、もともとアフリカ原産の植物でしたが、縄文時代には日本に伝わり、『日本書紀』にも「ひょうたん」に関する記述が認められます。

   

 

 

3.栓(せん)をつくる
 「ひょうたん」の口をふさぐ栓(せん)を、小刀を使って削り出します。細くしすぎると、「ひょうたん」の中に落ちてしまうため、慎重に作業を行います。

     
 

4.台座をつくる
 「ひょうたん」を飾る台座を、板に張り付けてつくりました。

     
 

5.ひょうたんに絵を描く
 乾いた「ひょうたん」の上から、マジックペンや墨を使って絵や模様を描きます。なかには、切り絵(写真右)を貼りつける方もいました。

     
 

6.ひもを結ぶ
 ひもを見栄え良く巻きつけるにはコツがいるため、学芸員の指導を受けながら、何度も何度も挑戦しました。

     
  7.完成
 3時間ほどかけて、「ひょうたん」の容器が完成しました。次は、もっと大きな「ひょうたん」で容器づくりに挑戦したいとの声が多く聞かれました。