まほろん実技講座

 「古銭をつくろう」の様子

 平成26年1月25日(土)に、実技講座「古銭をつくろう」を開催しました。参加者の皆さんは、古銭の歴史の説明やつくられ方を学んでいました。

 

.古銭について学ぶ
 古銭の歴史については、日本最初のお金「富本銭」や「和同開珎」をはじめ、江戸時代の「天保通宝」や「寛永通宝」などを説明しました。また、古銭のミニ展示では、古銭に触れてもらうことで、現在のお金との違いを感じてもらいました。

     
 

2.鋳型を彫る
 受講者の方々は、職員が事前につくっておいた石膏の鋳型に、彫刻刀を使って金属を流し込むための湯道(溝)を彫りました。

   

 

 

3.鋳型にアロイを流し込む
 湯道づくりが出来た方から、鋳込み作業に入りました。受講者は、皮手袋を付け、七輪で溶かしたアロイ(低い温度で溶ける金属)を、自分で鋳型の中に流し込みました。

     
 

4.鋳型を冷やす
 アロイを流し込んだ鋳型は、灰を入れた箱の中で約15分間冷やしました。中には、「上手くできますように」と祈る受講者の方もいました。

     
 

5.鋳型から取り外す
 冷めた鋳型からは、木の枝にできたような古銭を取り出しました。古銭は、工具を使って枝から切り離し、バリ(鋳型からはみ出た部分)を取り除きました。

     
 

6.古銭の整形
 整形作業では、皆さん職人になったように、何度も削っては見たり、触ったりして古銭の形を整えました。

     
  7.完成
 約2時間かけて“古銭”が完成しました。受講者の方からは、「昔のお金のつくり方がわかりました。」との感想をいただきました。