まほろん実技講座

 「古銭をつくろう」の様子


 平成24年1月21日(土)に、まほろん実技講座「古銭をつくろう」を行いました。17人の皆さんが参加し、古代の「富本銭」、「和同開珎」、近世の「寛永通宝」、「天保通宝」の4種類の古銭づくりに挑戦しました。

 

1.古銭について学ぶ
 古銭づくりに挑戦する前に、本物の古銭を見ながら古銭の歴史を学びました。
 

2.鋳型をつくる
 まずは、古銭づくりに欠かせない鋳型をつくります。参加者のみなさんは、事前に石膏で古銭の型取りをした鋳型に、金属を流し込むための湯道を彫りました。

   

 

 
3.鋳型に流し込む
 二つの鋳型を合わせたら、先ほど彫り込んだ湯道から溶かした金属を流し込みます。金属は、錫の合金(アロイ)を使用しました。
 

4.鋳型を冷ます
 金属を流しこんだら、鋳型が冷めるまでしばらく待ちます。

     
 

5.鋳型から取り外す
 上手に鋳込めたかどうかは、鋳型から取り外さないとわかりません。結果は・・・・・・、ご覧のようにきれいに4種類の古銭が鋳込めました♪
 ちなみに、古銭を枝のようにつないでいる部分が、金属を流し込んだ湯道です。

  6.湯道を取り外す
 ここからいよいよ仕上げの作業に入ります。鋳込んだ4種類の古銭を、湯道から取り外します。
     
 
7.古銭の整形
 湯道を外したら、古銭の縁のはみ出た部分(‘ばり’といいます)を紙やすりとキリを使って取り除きます。
  8.完成!
 ‘ばり’を取り除いたら、きれいな古銭の完成です!
 苦労してつくった古銭、素敵な宝物ですね♪