まほろん実技講座
「鹿の角で釣り針をつくろう」の様子

 平成23年9月23日(金)・25日(日)に、まほろん実技講座「鹿の角で釣り針をつくろう」を行いました。今回の講座は、鹿の角を材料に釣り針をつくり(23日)、さらにその釣り針を使って実際に釣りにも挑戦!(25日)。参加者のみなさんは2日間に及ぶ講座を満喫されていました。

★9月23日(金)の様子    
  1.釣り針をつくる工程を学ぶ

 鹿の角(左端)からどのような工程を経て釣り針(右端)がつくられるかを学びました。
 鹿の角は、削るだけでも大変な作業なので、今回はあらかじめ荒割りしたものを材料として体験していただきました。

 

   
 

2.鹿の角を削る

 材料に釣り針の形を下書きをしたら、削っていきます。最初は、試しに石で削ってもらいましたが、やはりなかなか削れません。昔の大変さを実感した後は、写真のように金属のヤスリを使って削りました。
 また、参加者のみなさんは、鹿の角は水にぬらすと削りやすくなることに感心していました。

     
  .仕上げ

 カエシの部分ができると、完成までもう少し。細かい部分の形を仕上げます。
 ルアー釣りが趣味の方は、非常に凝った形の釣り針をつくっていました。
     
  4.完成です!

 苦労して削った釣り針が完成すると、自然と笑みがこぼれます。
   

 

  5.釣り竿につける

 完成した釣り針を釣り竿につけ、一日目の講座は終了です。みなさん、釣り体験をとても楽しみにしていました。
     
★9月25日(日)の様子    
  6.釣り竿を持って集合!

 9月25日(日)は、西郷村の林養魚場に集合。自分でつくった釣り針で魚を釣るぞ〜と、みなさん気合十分です。
     
  7.釣り体験

 いよいよ釣り体験開始!初めのうちは苦戦していましたが、最終的には参加者の約半分の方が見事釣り上げました!。縄文時代でも生きていけそうですね♪
  鹿の角の釣り針で釣れなかった方も、現代の金属の針の釣り竿に変えたら、たちまち魚を釣り上げました。今回の体験で、現代の釣り針のすごさを改めて実感しました。
   

 

 

8.食べる

 この日のお昼は、自分で釣り上げた魚です。味も格別だったことでしょう!
 「自分で釣り上げた魚は、うまい!」
 今回、鹿の角の釣り針で魚を釣れた方も、釣れなかった方も、また挑戦して下さいね!