双六のルール

1 使用する道具と最初の形

 現在の将棋盤・囲碁盤に相当する「双六盤」とサイコロ2つ、白黒の駒それぞれ15個で行います。
双六盤は、上下に12升切ってあり、中央でサイコロをふって駒をすすめます。最初の始まりの形が、下図で、 それぞれ2−5−3−5個の形で所定の場所に駒を置きます。

最初の形 駒の進む方向と陣地

2 ゲームの進め方

 (1) 駒の進め方と陣地
 駒の進め方が上の右図で、上の白は右回り、黒は左回りで自分の陣地に向かって駒をすすめます。サイコロをふって出た数だけ、自分の駒を動かせます。動かす駒は2つまでそれぞれサイコロの目の数だけ動かせます。1つの升目に置ける駒の数に上限はなく、多くなったら上に重ねて置きます。また、陣地の最後まで行ったら戻れません。動かせる石がある限り、パスはできません。サイコロの数だけ動かせる駒がない場合、パスとなり相手の手番となります。

 (2) 相手の駒を振り出しへもどさせる方法
 動かせる場所は相手の駒が2個以上ない場所です。相手の駒が1つの場所に動かした場合は、相手の駒は盤外の振り出しへもどされてしまいます。

 (3) 駒を戻された場合の進め方
 駒を戻された場合は、必ずその盤外の駒からはじめなくてはなりません。 盤外に駒があるうちは中の駒を動かすことができません。
盤外の駒が1個の場合:盤外の1個と中の駒の組み合わせがサイコロの数になるように動かします。盤外の駒1個が動かせるスペースがあるものの、動かした結果、中の駒をうごかせなくなる場合もあり、この場合は、盤外の駒のみ動かします。盤外の駒を動かすスペースがない場合、パスとなります。
 盤外の駒が2個以上の場合:中の駒を動かすことはできません。2個動かせない場合は、1個だけ動かし、相手の手番となります。この場合もサイコロの数があまってもかまいません。

 (4) 勝敗
 全ての駒が自分の陣地にたどり着いた時点で勝ちとなります。

ゲームの進め方例1
 6つ(2と4)進めるので、2個の駒を2と4に分けて進めます。
ゲームの進め方例2
 8つ(3と5)進めるので、1個の駒を3と5進め1個の白の駒を振り出しに戻します。
ゲームの進め方例3
 5つ(2と3)進めるので、振り出しに戻された駒を3つと中の駒を2つ進めます。
ゲームの進め方例4
 黒の盤外の駒が進めるの1つで、残り5つは他の駒では進められませんので、この1つの移動で終わりです。
ゲームの進め方例5
 盤外の駒を進めることができず、1手パスで相手の手番となります。
勝ちの形
 ここでは、全ての駒が自分の陣地に進んだ白の勝ちとなっています。

3 勝つためのポイント

・1個だけの弱い駒を作らない。(特に自分の陣地内では作らない)
・相手の進路を妨害する。
・ なるべく、相手の陣地付近または陣地まで進んだ駒を振り出しに戻すと効果が高い。