10月15日(土)、まほろん実技講座「ひょうたんから容器をつくろう」を開催しました。17名の皆さんが参加し、思い思いの容器をつくっていました。
材料のひょうたんは、昨年まほろん野外展示「奈良時代の家」の前で育てたものです。
下地に合成ウルシを塗ります。赤・黒・茶色の3色から選んでいただきました。
塗り終わったひょうたんは、ピカピカになります。
合成ウルシが乾くまでの時間を使って、容器の栓をつくりました。
小刀とヤスリを使って、形を整えます。
(1)ウルシが乾いたら、ひょうたんに思い思いの絵を描きます。
この方は、墨で「だるま」を描いていました。
(2)こちらの方は、顔料ペンの点描で、まほろんの植物を描いていました。
(3)こちらの男の子は、切り絵に顔料ペンを組み合わせ、楽しそうな絵を描いていました。
(4)おいしそうな(?)ひょうたん。茶色の合成ウルシを塗ったひょうたんは、まるで「みたらし団子」あるいは「玉こんにゃく」のようです。
仕上げに、ひょうたんに紐をかけ、飾り結びを施しました。
これは結構難しいのですが、皆さんがんばって挑戦していました。
(1)黒地にピンクで模様をつけ、紫の紐をかけました。かっこいいね!
(2)個性的な作品の数々。
こうしてみると、「世界に一つだけの」ひょうたん容器であることが、よくわかりますね。
(3)飾り結びには苦戦していたようですが、無事完成しました。
収穫したひょうたんは、中の実と種を抜かないと容器になりません。水に漬けて、中身を腐らせて取り出す作業を、参加者の皆さんにも体験していただきました。
においが強烈ですが、「こうやって中身を出すんだ」と皆さん納得されていたようです。