まほろん実技講座
「古代の印章づくり」の様子

 平成22年10月23日(土)に、まほろん実技講座「古代の印章づくり」を行いました。‘印章(いんしょう)’とは、ハンコのこと。福岡市志賀島で発見された「漢委奴国王」と刻まれた金印は有名ですね。参加者のみなさんは、名前やマークなど、自分の好きなデザインの印章づくりを楽しまれました。

  1.職員の説明を聞く

 印章の歴史についてお話した後、作り方の実演を交えて説明をしました。材料は2cm角の高麗石を使用しました。
     
 

2.印面を平らにする

 印面(ハンコにする面)は、当然ながら平らでなければ、押印した時にデザイン通りに写りません。そのため、細かい凹凸を紙ヤスリで削って平らにします。

     
 

3.デザインを描く

 以下の手順で石にデザインを描きます。
@紙にデザインを描く。
A描いたデザインをカーボン紙を使って石に移す。
B移したデザインをわかりやすくするため、マジックでなぞる(写真)。
 この後いよいよ彫っていきます。

   

 

 

4.彫る

 印を彫るための専用の‘篆刻刀(てんこくとう)’を使用しました。デザイン通りに彫っていきますが、細かいところは大変です。手元をルーペで拡大しながら作業を行いました。

     
 

5.様々なデザイン

  ハート形土偶をデザインした方もいらっしゃいました。可愛いですね♪

   

 

 

5.完成です!

  苦労したかいがあって、見事完成!
 参加者の方からは、「刻むのが楽しかった」との感想をいただきました。自分だけの印章、お手紙などに使って下さいね。