まほろん実技講座
「家族で土偶・土面をつくろう@製作」の様子


 平成22年11月6日(土)に、まほろん実技講座「家族で土偶・土面をつくろう@製作」を行いました。7組14名の方が参加され、家族で和気あいあいと楽しい雰囲気で土偶・土面づくりに挑戦しました。
 

1.つくりたい土偶を選ぶ
 最初に、現在特別展示室で開催中の‘ふくしま里帰り展「ふくしまの土偶」’を見学し、自分のつくりたい土偶を選びます。今回は郡山市荒小路遺跡出土の土偶(ハート形土偶)が一番人気でした。

  2.立つ土偶をつくる
@脚と胴体をつくる
 立つ土偶をつくるためには、まず脚をつくり、少し乾燥させておきます。すぐに胴体を載せてしまうと、粘土の重みで脚の形が変形してしまうことがあります。脚を乾燥させている間に胴体部分をつくり、ころ合いを見計らって、上に載せます。
     
 

A顔をつくる
 胴体部分に腕をつけたら、次は顔をつくります。顔づくりは、その土偶の印象を決定づける重要な作業!みなさんそれぞれ様々な表情の顔に仕上がりました♪
 

B顔をつける
  顔をつけると、大まかな形のできあがりです。ハート形土偶は顔が大きく、前にせり出しているので、重みで落ちないように気を付けて胴体と接合します。

     
 

C模様をつける
 形の微調整が終わったら、竹串やヘラ等の道具を使って模様をつけます。ここまできたら、もう少しです。
  3.板状の土偶をつくる
 講座では、立つ土偶だけでなく、板状の土偶もつくりました。板状の土偶は、丸めた粘土を押しつぶして平らにした後、形をつくっていきます。写真は、形づくりが終わって模様をつけているところです。
     
 

4.遮光器土偶をつくる
 参加者の中には、遮光器(しゃこうき)土偶に挑戦する方もいました。遮光器土偶は中が空洞なので、土器と同じように粘土ひもを積み上げてつくっていきます。手間がかかり、模様も複雑で最難関の土偶といえます!
 しかし、無事に講座の時間内に完成いたしました。お母さん、素晴らしい!
  5.完成!
 作品が完成したら、最後に記念撮影をしました。みなさん自分のつくった作品を前に素敵な笑顔でした♪
 ただ、本当の完成は、「野焼き」をしてからです。みなさん、「野焼き」一緒に頑張りましょうね!
     
 ★まほろん実技講座「家族で土偶・土面をつくろうA野焼き」の予定
 日時:11月27日(土) 10:00〜15:00
 ※野焼きの終了時間は天候などにより前後します。
 ※講座の参加者以外の方も、自由にご見学いただけます。