「カラムシから布をつくろう@」の様子
 平成21年7月4日(土)に、まほろん実技講座「カラムシから布をつくろう@」を実施しました。本講座は全3回で、その1回目です。梅雨時でしたが、天候に恵まれ、17名の皆さんが元気に参加されました。
 

● 刈り取り

 まほろんの敷地の南西隅に生えているカラムシを刈り取る作業。人の背丈を超えるほどに成長したカラムシに、参加者のみなさんは驚いていました。

     
 

● 刈り取ってきたカラムシ  

 一人15〜20本のカラムシを刈り取ってきました。葉は、刈り取った際に落としてきたので、写真は茎だけの状態です。

     
 

● 水に浸す 

 長さをそろえて、水に浸しておきます。これは、乾燥を防ぎ、後で行う‘苧(お)引き’をしやすくするためです。

     
 

● 職員の説明 

 カラムシを水に浸している間、カラムシに関する話や、今後の作業の手順の説明をしました。みなさん、熱心に聞いていました!

     
 

● 皮を剥(は)ぐ

 茎の根元近くに折り目をつけ、皮に切れ目を入れて、皮を剥(は)いでいきます。1本の茎から2本の皮が取れるとよい(※3・4本と細かく剥がれてしまうと、‘苧引き’がしづらくなる。)のですが、これがなかなか難しい・・・。剥いだ皮は、水に浸しておきます。

     
 

● 苧(お)引き

 剥いだ皮から、さらに緑色の色素が付いた表皮を金属板で取り除きます。残った半透明の繊維(板の中央部分)は乾燥させ、次回の講座(7月18日)で糸をつくります。
 この‘苧引き’の作業、参加者のみなさんは回数を重ねるごとに上達していきました。「だんだん上手になってきたわ♪」などの声も聞こえました。