「土器づくり上級編」の様子

 平成21年1月17・18日(土・日)、1月24・25日(土・日)の4日間、まほろん実技講座「土器づくり上級編」を開催しました。9名の方が参加され、両手でかかえるほどの大きさの縄文土器を見本とし、土器づくりを行いました。

 

● 土器づくりのポイントを聞く

 最初に、職員が土器をつくる際のポイントを説明します。この後、受講者のみなさんは見本とする土器を選びました。見本の土器は、まほろんで所蔵する本物の縄文土器です。

     
 

● 土器づくり開始  

 見本の土器を脇に置き、観察しながら土器づくりが進みます。「土器づくり上級編」では、本物の形・文様に近い土器づくりを目指します!

     
 

● 形をつくる 

 大きな土器は、形をつくるだけでも大変です。1〜2日間かけて、だんだん形が出き上がっていきます。粘土の量は、多い方だと10s使用しました。

     
 

● 文様をつける@

 形がつくり終わると、文様のつけ方です。縄文土器の特徴である縄の文様をつけた後、口の付近の装飾をつけます。文様は、楕円形や渦巻き、そしてアルファベットのS字の文様など様々です。

     
 

● 文様をつけるA

 文様の付け方で一番大変なのは、口の付近にある立体的な装飾です。受講者のみなさんは、「どうしてこのような文様をつけたのかな?」と縄文時代に思いを馳せながら作業をしていました。

     
 

● 土器乾燥中

 つくり終わった土器は、1ヶ月半ほど陰干しし、3月14日(土)に実施する「土器の野焼き上級編」で焼きます。焼き上がってこそ、本当の完成です!