史跡見学ツアー2のようす

 平成19年3月4日(日)に古代白河郡衙関連遺跡周辺の4カ所の遺跡を歩いて見学し、13名のみなさんが参加されました。今回は5km位歩いての見学で、ちょっとしたウォークラリーの感じとなりました。

■ 下総塚古墳

 最初に、白河市教育委員会によって調査され、この地方の有力者の墓と思われる前方後円墳の下総塚古墳に集合しました。墳丘で職員による説明が行われました。

   

■ 舟田中道遺跡

 下総塚古墳から歩いて、この地方の有力者の居住遺跡である舟田中道遺跡に行きました。古墳時代の集落に混じって、この地方の有力者である豪族の居館跡もみつかっています。現在は、水田となっており、パネルをまじえての説明となりました。

   

■ 借宿廃寺

 7世紀末に作られたと推定される寺院跡で、基壇や礎石の一部が残っている法隆寺式の伽藍配置の可能性が考えられており、現在、白河市教育委員会によって、国指定史跡に向けての発掘調査がすすめられています。

   

■ 谷地久保古墳

 舟田中道遺跡の丘陵北側に位置する円墳と思われる古墳で、石郭の一部が露出し見学することができます。丘陵の斜面を上らなければならず、最後の休憩場所となりました。ご参加くださったみさなさん、おつかれさまでした。