実技講座
 「和鏡づくり」のようす

 平成18年3月25日(土)に実習室とエントランス前で、実技講座「和鏡づくり」を行い、12名のみなさんが参加されました。今回は下関市の博物館の方も研修で参加されました。

● 道具

 今回は、石膏で作った鋳型、文様が描かれたトレーシングペーパー、彫刻刀、テン刻刀、ニードル、筆、鉛筆を使いました。

   

● 文様を写して彫る

 石膏の鋳型に文様を写し取り、それをニードルや彫刻刀で彫っていきます。文様には、ツルやウグイス、獅子などの動物やヤマブキ、ボタン、キリなどの植物の中から好きなものを選んでいただきました。

   

● 金属を流す

 七輪で溶かした金属をとりべに入れて鋳型に流し込んでいきます。今回は低温でも融解するスズの合金を使いました。

   

● 型を外す

 金属が冷えたら、鋳型を壊して、和鏡を慎重に取り出していきます。

   

● 鏡面を磨く

 鏡の面を最初は目の細かい紙やすり、最後にはペースト状の研磨剤で磨き、ピカピカにします。みなさん、鏡に映った自分の顔を見て満足そうなようすでした。