まほろんイベント鉄づくり

6 製鉄イベント(2)


 日も暮れてあたりが暗くなって、いよいよ番子さんのふいご踏みにも熱が入り、午後11時30分まで操業が続きました。

■ 太鼓で音頭とり

 福島市にある当財団本部(県文化センター)から借りた大太鼓で、ふいご踏みの音頭をとります。参加者の子供さんにも叩いてもらいました。

   

■ ふいご踏み

 前後5名ずつの10名によって、ふいごを踏みました。今回もそろいのはっぴ・ふんどし姿で当財団遺跡調査部の若い職員たちがふいご踏みに参加しました。

   

■ 炉の状態

 前回よりもかなり大きい炉であったためか、なかなか炉内の温度が上がりませんでした。そこで、ふいご踏みのペースを1分回に40回から60回に上げて、ようやく良好な温度(1350度超)が得られました。

   

■ 流れ出るノロ

 なかなかうまく出なかったノロ(炉壁と砂鉄中の不純物が溶けたもの)も、番子さんのがんばりの甲斐もあり、ようやく午後11時すぎに出てきました。
 この後、踏みふいごの空気弁が破損してしまったため、11時30分で操業を打ち切りました。