カラムシから布をつくろうのようす

 7月9日(土)に当館の古代の畑と実習室、展示室にて、奥会津昭和村振興公社の方を講師として、20名のみなさんで、カラムシ織り体験とカラムシ(苧)の繊維取りを行いました。

★ カラムシ織り体験

 県会津振興局と只見川ライン観光協会が企画した「奥会津の達人出前講座」で奥会津昭和村振興公社の方を講師として派遣していただき、展示室にて参加者のみなさんにカラムシ織り体験をして栞(しおり)をつくりました。

   

★ カラムシを刈り取る

 まほろんの敷地南側にあるカラムシ畑で、一人20本位カラムシを刈り取り、その場で葉を落としました。

   

★ 皮をむく

 水でよく洗ってから、茎から表皮をはぎ取ります。本来は、数時間アク抜きして、1本の茎から2本の表皮をとるそうです。

   

★ 苧(お)引き

 板の上に表皮を乗せ、余分な緑色の部分を金属板でそぎ落としていき、半透明なカラムシの繊維を取りだします。まほろんでは外側の片面のみ行いましたが、昭和村では両面を行い、極上の繊維質の部分のみを利用するそうです。

   

★ 繊維を干す

 取り出した繊維をハンガーにかけてよく陰干しします。次回はこの繊維を使って糸をつむいでいきます。